便秘の原因と対策
便秘に悩んでいる方は女性の約1/4に上るそうです。そんな方の為に 普段の生活習慣を見直しながらの便秘解消への対策を紹介して行きたいと思います。
便秘とは?
便秘とは一般的に排便が順調に行われない状態をいいます。
そしてこんな場合にも便秘と言えます。
一日一回排便があっても量が少なかったり、便がでてもすっきりしない。
便が硬く排便時苦痛が伴う。
排便が不定期、又は数日間排便が無い場合などです。
一日一回バナナ2本分ぐらいの便の量を排出出来れば理想的と言えます。
特に最近は食生活の欧米化などにより便秘になる人も増えています。
便秘予防
- 食物繊維の多い食事を心がける。
- 規則的な排便の習慣をつける。
- 便意があった時は我慢しない。
- 十分な水分をとる。(1日1.5リットル位)
- 毎日適度な運動をする。(1日10分~15分位)
- 起床時にコップ1杯の水を飲む。
便秘の種類
【器質性便秘】
大腸に病気がある場合の便秘です。腫瘍や炎症が、又は腸閉塞などで便秘が起きます。
この便秘の場合は早めの検査と治療が必要になります。
症状としては嘔気、腹痛、下血等です。
その他としては、腸の長さや大きさの異常(先天的大腸過腸症が認められる人など)があげられます。
【機能性便秘】
大腸には異常はないが、生活習慣などの影響で大腸の機能が低下した場合に起きる便秘です。ほとんどの場合機能性便秘に該当し、急性便秘と慢性便秘があります。急性便秘はダイエットなどの為に食事量の不足や
水分の不足、運動不足などにより起こります。
慢性便秘には、更に直腸性便秘、弛緩性便秘、痙攣性便秘にわけられます。
便秘で悩んでいる方はこのいずれかに当てはまる事が多いと思われます。
そこで次にこの3種類の慢性便秘について原因と対策を記していきます。
【直腸性便秘とは?】
便意を我慢したり、浣腸の乱用により排便の反射機能が著しく低下したため起こる便秘です。
大きくて硬い便が特徴です。
対策としては便意を催した時には我慢せず、トイレに行くなどの生活習慣を見直す事が大切です。
毎朝食後にトイレに行って規則的な排便の習慣をつける様にします。
【弛緩性便秘とは?】
食事量の不足や腸の運動や筋力の低下の為に起こる便秘です。
子供や高齢者の方、お産の多い女性や運動不足の方に多いと言えます。
症状としてはガスがたまり、おなかがはったり、残便感があり、便はあまり硬くありません。
対策としては食事量を増やし食物繊維を多く摂る様にします。出来れば生野菜よりも温野菜、またヨーグルトや果物なども
積極的に摂る様にします。
【痙攣性便秘とは?】
腸のぜん動運動が強すぎる為に起こる便秘です。
ストレスや睡眠不足による自律神経の乱れが原因です。
神経質の方に多いと言えます。ウサギの糞のようなコロコロした便で便秘と下痢を繰り返すという特徴があります。
下剤を乱用すると悪化する事があるので注意が必要です。
対策としては消化の悪いものを摂ると腸へ負担をかける事になるので水溶性の食物繊維や消化の良いものを摂る様にします。
ストレスをためない為の対策も必要です。
水溶性食物繊維とは、熟した果物に含まれるペクチン、コンニャクに含まれるグルコマンナン、海藻類に含まれる
フコイダン、アルギン酸、寒天、などがあげられます。
便秘になったら・・・
便秘になったしまったら、すぐに下剤などの薬を使用するのは避けましょう。慢性化しだんだんと強い薬に頼らざるを得なくなってしまいます。漢方薬も種類によって強い作用をもたらす物も有るので素人判断で乱用するのは避けましょう。
便秘になったときにはまず、原因を探る様にします。
便秘の原因
- 食物繊維の不足による便秘
- ダイエットによる食事量の不足による便秘
- 水分の補給不足(朝起きたらコップ1杯の水を飲みましょう。)による便秘
- 便意の我慢による便秘
(便意を我慢し続けると脳への指令が伝わりにくくなります。) - 運動不足による便秘
(毎日適度な運動をしましょう。運動は腸の動きを活発化させます。運動不足で腹筋力が弱くなると便秘になりやすくなります。) - ストレスによる便秘
(自律神経のバランスが崩れると痙攣性便秘になりやすくなります。特に旅行など環境の変化で便秘になりやすくなります。) - 病気による便秘
(便秘には病気が原因の物も有ります。例えば、大腸にポリープなどの障害物が有る場合、大腸が癒着している場合、胃の幽門狭窄、びらん性の胃炎、臓器に病気が有り大腸の外側から圧迫している場合などが考えられます。) - 薬の副作用による便秘
(胃潰瘍の治療薬、降圧薬、向精神薬、気管支拡張薬などです。)
※不安な方は医師に相談して下さい。
特に女性は月経が近づくと便秘になりやすく、これは、排卵日から月経日まで分泌される女性ホルモン(黄体ホルモン)の影響によると考えられています。
この期間は食物繊維を普段より多めに摂るなどの対策をする事をおすすめします。
